枯渇を見つめる論文たち

最近、枯渇ネタ大フィーチャーでお届けしております。


最近、ついにIPv4アドレス在庫枯渇をめぐる問題にも、詳細な研究が及ぶようになりました。残念ながらまだどれがどう、と言えるほど読み込めていませんが、凄く大雑把に言うと、このレベルで網羅的に分析した論文は、日本の関係者の問題意識と既に同じレベルにあるように見えます。

ソウルOECD閣僚会議のバックグラウンドペーパー

6月にソウルでOECDの閣僚会議が開催。それもテーマが「インターネットの未来」。
http://www.oecd.org/FutureInternet

この中で、Karine Perset というOECDのアナリストがまとめた論文が、70ページに及ぶ力作。
Internet Address Space: Economic Considerations in the Management of IPv4 and in the Deployment of IPv6

TPRC2008

TPRCといえば、USで年1開かれる、通信政策に関するカンファレンス。今年は9/26--/28で開催されるのですが、このうち27日(プログラムページ)の昼に、The Future of Internet Addressingというセッションが。ARINからの短いレポート以外に、2つけっこう長い論文が出てきています。プログラムページから論文にもたどり着けます。