IETFフォーラム

IETFフォーラム http://ietf-forum.jp/ というものが立ち上がり、第一回ミーティングが4月27日の午後に開催されます。

もともとは、IAjapan/JPNIC共催といった感じで開催していたIETF報告会というものがありましたが、これを発展させた形で作り直すという作業だったようです。途中からお話を伺い、関わるようになりました。立場微妙なんですけど、JPNICというより、JANOG運営委員の顔をして関わっています。

走りながら考えるという感じで、まずは一回やってみるというところですが、登壇者の顔ぶれはちゃんとしてます。(僕もいますけどね。:-p )

このフォーラムの発足を提唱した高橋 徹さんのお考えは http://ietf-forum.jp/outline.html で参照できますが、崇高なものです。
技術開発にしても、標準化にしても、あるいは運用コーディネーションやガバナンスと言った、いわば業界活動とかお外の仕事とか言われるものには、今の厳しい事業環境の中会社はなかなか人を出したりリソースを割いたりすることが難しいんだと思います。ただ、インターネット全体の方向性を正しく理解しなければ、各企業における努力も結局無駄の多いものになってしまう可能性が高くなるんじゃないかと思います。
わけもわからず、「これは重要だからやらなければならない」とか外から言われて、しぶしぶお付き合いするなんていう企業マネジメントにおける腰の引け方と、現場で問題意識に直面する担当者との乖離、なんて状況が往々にして良く見られるものなのですが、こういう活動の合理性を各企業に理解していただけるようなものにしていけたらいいなぁと思います。

もうひとつ、業界活動と言っても、また、動くことこそ神聖だといわれるインターネット技術の局面においてもなお、研究・開発・標準化・構築・運営・政策・事業といったそれぞれのセグメントが分断され、相互理解が十分でないところがあるんじゃないかと、そういう問題意識をプログラム委員長である江崎 浩さんから伺った時に、大いに共感するものがありまして、相互理解の場を無駄なく構築するという仕事に、もっとも意義を感じています。

そういうわけで、たくさんの方にご来場ご参加いただけたらと思います。