パリの片隅で過ごす11日間 - 今回チト長い
1月に出張で来たときは外取り(週末に移動)の一週間でしたが、今回は内取り(平日に移動)の二週間でした。また雑感形式で忘れぬうちにメモ。
- 例によって研究所本丸のあるIssy les Mouleneauxに、前回とホテルが取ってあって長い滞在に。スタッフも名前こそ分からないけど顔だいたい分かるもんね。
- このホテル、過不足なくて別に不満なかったけど、これくらい長い滞在になると冷蔵庫くらい欲しいなぁ。そしたら水とかちょっとした食べ物入れられて便利。
- ついでにNHK BSとかあると嬉しいけどなぁ。。。
- 研究所のカフェテリアにも慣れました。とる量も適量になってきた。
- フランスの料理って、高級店は日本食同様さすがにちゃんとしているんだけど、普段飯だと、肉どーんにフレンチフライどどーん、みたいな感じで、アメリカと変わんないぢゃん。
- 社食にワインがあるあたりがやっぱフランス?今回同僚と話して分かったことは、
- おいてあっても、あんまり取る人が多いわけではない。理由は、そんなにおいしくないから、とか言ってたけど、外でレストランで食べたりするときには平日の昼食でもワインを飲むのが普通でも、社食で飲む気にはならない、らしい。
- 社食においてあるからと言ってオフィスに持ち込むのは規則違反ですって。
- ちなみに、フランスでは子供でも水で薄めたワインを飲んだりするって言ってたけど本当ですかね?ポリフェノールが体にいいから、とか言って飲ませるらしい。
- フランス人はデザートがないと発狂するらしい。カフェテリアでデザートまで食べて、それから同棟の別のところにあるカフェでコーヒーを飲みながらしばし歓談。
- 週末は土日ともレンタサイクルで走り回ることに決定。2日間で25ユーロ。地球の歩き方には20って書いてあったけどちょっと値上げか。
- 足跡を地図で示しました。2日間ということは、ホテルまで自転車で帰って、また出て行くってことね。
- ちなみにパリの市境にはPeripheriqueという高速道路があって、境がはっきりしています。これが大体山手線よりも大きいというか、山手通りが環状になっていたら(環六?)それくらいの大きさだと思いますが、結構回れるものです。
- 何を隠そう中学時代はちゃりんこ小僧だったのですが、最近は自転車に乗る機会も全くないので、一日目でもうおなか一杯、足パンパン。
- 自転車はスポーツ車ではなくママチャリなのだが、3段変速(by世界のシマノっ)だし、整備がしっかりされているので結構スポーツ感覚で乗れたりする。
- 当初は、「地元の人間のように」小粋に走り回ろうと思ったが、いかんせん「私はレンタサイクルに乗って観光しています〜」と明示的にわかるような自転車。小粋も何も、単なる物好きな日本人観光客でございました。
- 足跡を地図で示しました。2日間ということは、ホテルまで自転車で帰って、また出て行くってことね。
- 自転車で回るの替わりに、建物の中に入ることはなし。ただし凱旋門だけは昇ったんだけど、階段ですもん。死ぬかと思った。
- 今回特に印象に残ったのはアンドレ・シトロエン公園(Parc de Andre Citroen)。あまり知られていないが、前衛的なデザイン。
- 気球がおいてあるのも迫力だけど,
- コンクリートの造作で高低差がつけてあるは、
- うなぎの寝床のような細切れの空間を10くらい作って、それぞれをテーマ別にデザインしてあるは、
- 狭い温室を塔にしたような建物がその細切れの間に立ててあるは。
- かつての同僚が家に呼んでくれて夕食をご馳走になりました。最近買ったという一軒家にアンティークな家具、とても心地よかった。でてきたキッシュもおいしかった。奥さんありがとー。
アンドレ・シトロエン公園しかり、シャルルドゴール空港(特にターミナル1)しかり、フランス人というのは、古いものをそのまま残そうとする一方で、新しく作るものは徹底的に前衛的に==アバンギャルドに作るんだなぁ、と。それが今回分かったことでした。