インターネットガバナンス - 寄せる期待と展望 @Interop Tokyo 2006

いくつか仕込み中だけど話せない、と言っていたことは3つあって、1つはJPNICIPv4アドレス枯渇の報告書,1つはIETFフォーラムだったのですが、もう1つもやっと話せるようになりました。
Interopでインターネットガバナンスのパネルディスカッションを作ってくれと頼まれたのが、2月のことだったと思います。そのとき併せて言われたのが、村井純さんのスケジュールをおさえることが恐らく可能だ、ということ。で、そこからどういう面子にしようかなぁ、、、と周りの人にも相談しながら考えることになりました。

インターネットガバナンスの話をする人は、IGTFなんかを中心に考えると結構たくさんいるんですよね。例えば会津泉さんだったり、総務省の坂巻政明さんや藤本昌彦さん。(藤本さんは4月に電波部に移られたましたが。)Interopということもあって、ビッグネームを呼ぶことだって可能なんです。
ただ、Interop的な色というか、技術でありビジネスだという感じを出したかったというのと、あんまり登壇者がたくさんになると、薄まるというか散らばるというか、インターネットウィークのパネルで一度やったので、同じような面子になってしまうのも面白くないなぁ、、と。
 

そういうわけで、こんな面子にしてみました。

インターネットガバナンス - 寄せる期待と展望
https://ssl.medialive.jp/in2006fm/jp/seminar_C10.html

村井純さん+加藤幹之さん+伊藤穣一さん で、僕がコーディネータをやる、というものです。
この3人の名前を見て共通点がサッと思い浮かぶ方、その筋の方ですね。ウォッチャーを名乗っていいです :-) 。このお三方は日本人の歴代のICANN理事なのです。こうやって並べてみるといい散らばりになってるんですよね。押しも押されもしない基盤技術の一人者,企業の法務のトップ,ネチズンの先駆者であり利用技術を中心にビジネスの第一線にいらっしゃる方。
タイトルも工夫して、今までの歩みを振り返ることよりも、むしろ今後のあるべき姿をポジティブに語る形にしたいという想いを込めました。
当日は、そうは言ってもちょっとだけ過去を振り返るために、僕が最初に今までの動きを簡単にまとめたスライドを喋って、それを皮切りに皆さんにマイクを回していこうかな、と考えています。きっと骨太な議論が聞けるのではないかと思います。

しかしInterop的統一方針で、パネルディスカッションのコーディネータはチェアと表記され、登壇者の先頭に名前が出てきて、かつ他の登壇者は写真載らないのにチェアは載るんですよね。本当は登壇者の最後に、フォント1つ小さくするくらいのことして、ひっそりとコーディネータって書いてくれればよかったんだけど。