本日事務局長たちは

8月1日という日(実際に書いているのはちょっと後です、すみません)だが、APNICの秘書からメールが入って、「今日がPaul Wilsonの事務局長就任10周年なんだよ」とメールをくれた。そういうことらしいです。

理事会は事務局長を雇う立場ということになっていて、年度更新を3月1日で行うので、3月に雇われたのだろうとばかり思っていた。現行の契約に入る前に、7ヶ月くらいprovisionalな期間があったということか。

10年は長い。人数予算規模ともに10倍くらいになるまで育てた。事務局員からクレームじみたことを聞くこともほとんどなく、むしろ「あれだけ飛び回っているのに、なんでここまで気に掛けてくれることができるんだ」と敬服する言葉ばかりが目立つ。この辺から経歴を見ていただくと分かるとおり、アジア各国でのプロジェクト経験を持つこともあり、アジア人のメンタリティに理解があって、異文化を超えて話すコツを熟知している。紳士でありウィットに富むだけかと思いきや、他のRIRとの交渉事の時には時に声を荒げて挑むこともあり、単に甘い顔を見せるだけではない。

と、褒めちぎったところでどうなるわけでもないんだが、本人も「まだまだやることがたくさんある」と現職に意欲満々なので、できるだけ長く付き合いたいな、と思う。


ところで、Paulの10周年という話を、我らが成田事務局長にしたところ、実は成田さんの着任日も8月1日だとのこと。何たる偶然! 成田さんは2001年着任で、丸7年。まだまだお世話になりますよー。