久しぶりに見た007。なんか変。

なんと正月からパリに出張。生まれて初めて1/3から仕事しているのである。
1/2に乗った飛行機は、僕は最初は空いているだろうと踏んでいたがさにあらず、ほぼ満席であった。ちなみにエールフランス
 
飛行機といっても12時間も乗っているので、いくら出張の準備やあれやこれやと、やることに事欠かなくたって、四六時中PCパタパタじゃ持たない。と言うわけでこういうときに見る映画っていいですね。
飛行機に乗ったときについつい見てしまう映画は、断然アクションものである。ちなみに二番目には日本の単館物みたいな映画。今回は007のWorld is not enough が、日本語吹き替えつきで見ることができたので、決まり。
 
というわけで見ました。こんなんでしたっけねぇ、なんか変なんです。
スパイもの的なつくりはいいんです。押しも押されもしない007です。
問題なのは、プレイボーイさ加減。こんなんでしたっけ、昔から。
 
だってね、

  • まず、鎖骨を折ったボンドの診察をするMI6専属の女医と、診察室でエッチ。事件に関与するために完治の診断書を出してもらう。
  • 女性同僚からその診断書に関して、「さぞかしお尽くしになられたんでしょうねぇ」とかなんとか仲を疑うような(というか、お前らエッチしたんだろ、って感じの)発言が会議中になされる。
  • 護衛対象である女性(ヒロイン、今回はソフィーマルソー、かわいいねぇ、いつまでも)の護衛に当たってM(MI6のヘッド、女性)から、「護衛は前に出ず、後ろに下がらず」とその心得を復習されるのだが、「上はダメよ」と釘を刺される
  • でも結局エッチしちゃう。
  • で、実は護衛対象は悪者で、ボンドは殺されそうになるんだけど、途中から筋に絡んでくる原子力工学の学者の女性と共にこれを乗り切る。
  • ラストシーン、MI6司令室にて。事件解決大団円なんだけど、ボンドの行方が分からない。ただこれは衛星かなんかで追跡ができる。どっかの建物に人影発見。またこれがご親切にサーモグラフィがついていて、徐々に人影が赤くなっていって、なおかつ実は一つに見えた人影は大小二つの影だった。
  • やっぱりこの女性ともエッチしてんじゃん。
  • オチ、あまりにあからさまな光景にMは呆然、で部下の男性局員が耐えかねて画像を切る。1999年作品だけに、「おや、どうもこのシステムはY2Kバグに冒されているようだ。」(ちゃんちゃん。)

もう、野獣ぢゃ〜ん。。ここまでやるんなら、ついでにMもやっとけ〜。それでまともにせりふのある登場人物女性全員制覇ぢゃ〜。

こんなにやぢうが同僚にいたとしたら、そいつがどんなに仕事ができたとしても、普通やだよぅ。
小学生のとき、「007はスパイ映画だがエッチなので、子供は見ていいやらどうやら」なんて、先生が言っていたような気がするが、ボンドってこんな、周知の事実的にやぢうなんでしたっけ?

もうその辺が、ネタかってくらい炸裂していて、笑えました。

 
ただ感心するのは、ジェームスボンドかっこいい、、って、ピアースブロスナンが男前だってのもあるけど、ダークスーツの着こなしなんかは惚れ惚れしますねぇ。同じもの着たってああならないことは百も承知だけど、ああいうスーツの着こなしは憧れるなぁ。。