物思うJANOG運営委員会

 JANOGミーティングが終わると、1ヶ月もしないうちにミーティングを振り返り、レビューをして、次のミーティング実行委員会のチェアたち(実行委員長,プログラム委員長などなど)を選出する運営委員会を開く。こうして1ヵ月後くらいにはミーティング反省会+打ち上げ+新実行委員会立ち上げのミーティングが開かれるのである。
 考えてみればそうやって7年間、綿々とやってきたんだなー、と、ちょっと感慨深かったりする。
 
 つまり、ミーティング終了直後は、運営委員会としてもいろいろと物思うタイミングなのである。

 前の日記でも書いたが、JANOG15はことさらに物思うミーティングであった。IRTでフロンティアの先生方に来ていただいたというのが、やっぱり大きいのかなぁ。来ていただいて思うのだが、「来ていただく」と言ってしまうくらい、ああいう皆さんから遠いってことかもしれない。もっと地つなぎになっていないといけないのではなかろうか、などと思う。
 
 最近1年間くらい頭の中をよぎっては消え、またよぎることがある。
 JANOGは、まぁ事の起こりはNANOGをマネて日本版を作ったというところなのだが、とにもかくにも「日本の」「ネットワーク運用者の」「団体」と名づけてある。つまり、ネットワーク(インターネット)運用に関して日本を代表するネーミングなのである。さて、そういう名前のJANOGは、そういう実態を伴っているのか。
 否、たまたま恣意的にそういう名前が付いているだけで、まぁ、開発と言うより運用なんだけど、ちょっと若い連中、っていう風に見られているだけだったりしないかな。
 
 いやいや、きっと日本のインターネット運用を代表するべきグループなのだ、そして、運用を代表するグループには、7年前とは違う、もっと大きい、果たすべき役割があるに違いない。

 だとすれば、運営は今のままでいいのか、運営委員は今のままでいいのか。運営委員の一人としてサボっている気なんてあまりしない(当社比)のだが、ぢゃ、現状に甘んじるってことか。変わって行かなくていいのか。

 などなどなどなど、僕が振り出した何気ないメールから、JANOG運営委員会メーリングリストでこの二日間くらい大いに議論が燃え盛ってしまった。かなり時間を使ったし、無遠慮な議論もあったが、そういうつかみどころのない懸念を共有して、解きほぐすきっかけにはなったような気がするし、何より自分の中でちょっと整理が付いた。
 
 やっぱり物思う時期なのだ。でもこうやってたまにウンウン悩まないと、前に進めないってことだってことで。
 
ちなみにオンサイト運営委員会は2週間後。