ICANNに動きが。

ICANNとUS商務省との契約が9月いっぱいで切れるのを受けて、これを延長するJoint Project Agreementというものが、9/29付けで両者間で調印された模様。ICANNのWebページでは
New Agreement Means Greater Independence in Managing the Internet's System of Unique Identifiers.
新しい覚書はインターネットの識別子機構の管理により大きな独立をもたらした、と歓迎ムード。
http://www.icann.org/announcements/announcement-29sep06.htm

確かに、Joint Project Agreementを読むと文言的には相当商務省の管理が緩くなるように書いてあるし、「GACプロセスに参画して支援する」みたいな書きっぷりは相当踏み出しているようにも読めるので、上の歓迎ムードがこの辺を示すのだろうということは良く分かります。

http://japan.internet.com/busnews/20061003/11.html なんかもこのレベルの紹介。

しかしながら、IGP:Internet Governance Projectによるアナリシスは
http://www.internetgovernance.org/news.html#ICANNoldwine_093006
文言は変わったかもしれないけど、実質変わらないんじゃないの?と冷ややか。

RIRsもなんだか不気味な沈黙です。今週開かれているRIPEミーティングあたりで何か話されているかもしれません 。