Global IPv6 Summit in Beijing に行ってきた

ずっとこの名前で呼んでいたら、今年は Global IPv6 & New Internet Summit in China 2008 らしい。
http://www.conference.cn/ipv6/2008/english/
3,4年前に北京に来たのもこれに合わせてで、4月といえば北京サミット、という感じになってきている。おなじみである。

今回は、APNICのPaul Wilsonの代わり。彼が招待されていたところ、多忙のためどうしても行けない、代わりに喋ってくれない?JPNICも日本も枯渇対応先行しているから、喋ることには事欠かないでしょ?ですと。はいその通り。中国の同僚たちとトップリ話したいという気持ちもあったので、受けることにした。

大陸のダイナミズム、というか。

当初は4/15から4/17までの3日間のはずだった。僕自身は15日の夜中にしか到達しないのだが、登壇日の16日だけでなく、17日のプログラムも聞いて帰ろう、と思った。しかし、途中から、詳細スケジュールが載るはずの
http://www.conference.cn/ipv6/2008/english/data3.asp
が空になった。なんじゃそりゃ、早くfixしてもらいたいなー、と思い続けた。なぜなら、上のトップページの概要スケジュールではday3がちゃんと見えるんだもん。

でも、結局16日のDay2が終わる頃には、レジストも展示も撤収。主催者スタッフに尋ねると、はい、キャンセルなんですよ、だって。なんじゃそりゃー。いや、大陸のダイナミズムというか、これくらいのことは気にしないんでしょうね。きっと。

ディナーが凄かった。

中華料理のちゃんとしたレストランに連れて行ってくれて、とても美味しかったのですが、いや、主催者のBII、社員一丸となって飲ます飲ます。

社長なんか、一人一人廻って乾杯乾杯、最後のほうなんかシャツははだけ気味だわ、ロレツ廻らなぎみだは、でもゲストを喜ばせようとして一生懸命。テーブルによっては米酒のイッキ大会になってたりして、いや凄い。ま、そのテーブルはそもそも日中酒飲み対決、みたいな様相を呈していたというところもあるが。

日本人だからなのか、僕が個人的に押しが弱いからなのか、そんな無理強いしちゃ悪いでしょ、とか思ってしまう。で、トイレで一緒になったIPv6フォーラム会長のL氏に、そういうことを言って見たんですが、「いや楽しいよ、これが楽しみで北京に来てるんだもん」だって。

そうなのかもなぁー、と。

僕自身にとって申し分なく楽しい宴会だったし、ちゃんと気遣いがあれば、多少強引なくらいのほうがいいんだよね、と。

北京のサミットは4月のこの時期と決まっていて定着していて、そこに世界中のそうそうたる人たちがちゃんと集まってくる。これはすごい。中国市場を大きいと見ているのもあるだろうが、中国人の、今の勢いと勢いを生かす上手さを垣間見ているような気がする。

初、海外メディアからの参照

自分自身の発表、Paulからもらったスライドを元にJPNICでの検討成果を盛り込みながら、やっと前日にできた。実はPaulからもらって残した部分の読み込みが足らなくて、直前は結構不安だった。しかし喋り始めるとそこそこ言いたいことが言えて、自分的には満足。はい、自己満足、かも知れません。

するとその日のうちにNetwork Worldが、他のお歴々のものとともに僕の発表を引用してくれていた。
http://www.networkworld.com/news/2008/041608-sound-the-alarm-ipv6-execs.html
他のNIRのページに名前が載ることがあっても、海外のメディアから参照されたのは初めてのような気がする。

がしかし、このページには当初問題があった。
ま、外国人の名前は分かりにくくて間違えやすいものである。大昔にはNANOGで、Akinori を Akinoir とタイポされていて、フランス人みたーいと言ってふざけたこともある。実は未だにHotmailのアカウント名として使っていたりして。
今回は Maemura ではなく Maemora。もうね、別に腹は立たない。むしろ、Akinoirほど面白くないやんけー、行くならもっと行かんかーい、って感じ。放置しても良かったんだけど、ググったりするときに微妙にヒットしにくくて、放置も具合が良くない感じがした。
そこでエディタのメールアドレスを見つけて送ったら、直してくれた。偉い偉い。